• - 2015 -

グランダー武蔵

2017/1/24 更新

前田です。
とうとうできました。
今俺の左手についてます。

今晩の練習の時にでもまっすんにいっぱいつけて写真アップしますね。
本人が拒否したら無理ですが。

さて、2/4大阪RUIDOのスリーマンまであとほんの少しです。
我々の出演は19:05からです。
宜しくお願いしますね。

全然関係ないんですが、最近こうしてイベントのタイムテーブルを明記した方がよいという記事を読みましたね。
jeeptaのchoroさんが書いてるやつ。
あれのおかげでなんだか自信をもって出演時間をかけるようになりました笑

しかしまぁ俺ももともとライブハウスにいた人間なのでタイムテーブル隠したくなる気持ちもわかります。
ライブハウスとしては、やっぱりどうしても一番手のバンドって不利ってとこをなんとかしたいんですよね。
メンツは良くても当然のごとくイベント開始直後はガラガラということもよくあります。
そしてどうしても出演順って例えば一日に5組くらいの出演者がいると、
①若手
②若手
③中堅
④ツアーバンド
⑤大御所
ざっくり言うとこんな感じになってしまいます。
これはもう年功序列もありますし、全体の動員の時間帯推移を見てもこうした方が良いというのはなんとなくわかるかと思います。
しかし、ライブハウスの対バン形式のイベントの存在意義というか醍醐味はやはり若いバンドが育っていくのを見守るものですから、若手が他のバンドに食らいついていくところを見て欲しいわけです。
「おお、若いバンドが頑張っとる」
まぁそんな品評会みたいな気持ちで見てもらいたいというのがライブハウスの願いではあるんですけど、タイムテーブルが公開されていると当然のように①②の若手は見てもらえないんです。
そりゃ一番手でもお客さんが仕事終わりに走って見に来るバンドもいますが、ほとんどの若手バンドはそうはいきません。
俺だって全然知らない若手バンドのために走らないし、目当てのバンドの時間までちょっとショッピングでもしとくかってなるのが普通です。

タイムテーブルを考えるのはライブハウススタッフの仕事ですが、稀にバンドからタイムテーブルを伝えるとき「なんで僕らが一番手ですか」なんて言われることもありました。
まぁそりゃね、みんなやっぱトリ前くらいが一番いいよ。トリ前あたりがやっぱりお客さん一番多いもん。
でも誰かが一番手やらなきゃなんないんだよ…
そしてそれはやっぱり若手の仕事になってしまうんだよ…

という葛藤の末に「タイムテーブル非公開」という文化が生まれました。

今でこそもうアラサーバンドなので一番手を張ることもあまりなくなってきましたが、俺がバンドやり始めの頃も、当然のごとく若手枠として一番手でした。
その頃はタイムテーブルが公開されてると「あぁ、うちが呼んだお客さんしか見てないな…」なんてどうでもよいことを考えてしまったりもしたものです。そのお客さんのために全力でやれっちゅう話なんですけどね、当時は若かったんです。

ここまではライブハウス→バンド目線のお話なのでお客さんからしたら全くどうでもいい興味のない世界の話だと思います。
次はライブハウス→お客さん目線でのお話。

ライブハウスもタイムテーブル隠す前に頑張らないといけないところはたくさんあると思います。
お客さんにオープンから来てほしい!と言っておきながら
最初から来たら数時間もずっと立ちっぱなしでないといけないとか、
飲食物持ち込み禁止なくせにドリンク代やたら高いとか、
ブッキング無茶しすぎてイベント自体楽しくないとか、
謎の再入場禁止or別途ドリンク代要(むしろこれが一番理解できない)とか。

これらが全部クリア出来てるライブハウスならタイムテーブル隠されてても別にいいかなと思います。
疲れたら少し座って気軽に飲み食い出来てタバコ買い忘れてもふらっと出ていけて出演者全部最高とかだったらいいですよね。
それならいつぞやの消費税が3%上がっただけでドリンク代を20%アップするという暴挙も許してやろうというものです。

ライブハウス、バンド、ファンが三者三様に立場がありますので、そりゃあもう嫁姑問題くらい複雑なことも色々あるかと思います。
結局お前はどういう立場なんだと言いますと、タイムテーブル公開には賛成ですし、ライブハウスの目論見も理解はできるけど別のところで努力できるところだなと思います。

今日は珍しくたくさん書いた!
じゃあまたな!

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