• - 2015 -

アンサンブル

2016/2/18 更新

前田です。

アクセス解析とかよくわからないので一体どれだけの人がこのブログを読んでいるのかもわかっておりません。
しかしきっと、どこかにいる誰かのもとに届くだろうと思い書いています。
そう、渚に打ち上げられたメッセージ・イナ・ボトゥのように。

さて、3/25はmarvel in vainが企画させていただきます「Ensemble Play part2」でございます。
2011年の12月に塚本ELEVATEにてやらせていただいた「Ensemble Play」から5年の歳月をかけてのpart2でございます。

基本的にイベントタイトルなんてあってもなくてもどっちでもいいようなものなんですが、会場である大阪RUIDOの小澤さんと打ち合わせ中、「なんかタイトル考えてよ」と言われたので「うーん、じゃあ『世界遺産よ永遠に~THE WORLD HERITAGE FOREVER~』で!」と相変わらず僕が勝手にありえないネーミングをしました。
『ほくほくレコード』のときもそうでしたが基本的に僕は事後報告です。
『ほくほくレコード』はもう取り返しがつかなかったので仕方ないのですが、当然メンバーは激怒します。
「練り直せ」
この一言で僕は苦悩の日々を過ごすことになります。

このあたりから僕は悪夢を見る様になりました。
イベント当日になっても、イベントタイトルがまだ決まっていない。
「お前が決められないならこの人に決めてもらう」とメンバーが連れてきたのが、そう、糸井重里先生です。
RPG「MOTHERシリーズ」の生みの親でもあり、ジブリの作品のキャッチコピーは大抵この人が書いています。
もののけ姫のただ一言「生きろ。」は本当にグッとくるものがありますね。
128298784757116206791

糸井重里先生にイベントタイトルをつけてもらう。
そしてギャラは100万円。
当然、イベント当日までイベントタイトルを考えられなかった僕の自腹です。
イベントが成功するためなら仕方ない…

と腹をくくったところで目が覚めるという悪夢を毎日見るようになりました。
たまに糸井重里ではなくみうらじゅんだったりするのですが、基本的には糸井先生が来てくださいました。
たまに「あれ?本木雅弘かな?」と思ったら糸井先生でしたということもありました。

精神的に疲弊しきっていた僕は5年前の楽しかった日々のことを思い出しました。
「もうEnsemble Play part2でええかな…」と言ってみたところ、「ふん、勝手にしろ」とのお言葉を頂きました。
OKが出た…これで楽になれる……
その瞬間すべての肩の重荷が降りたような気がして、僕は気を失ってしまったそうです。

というのはほとんど嘘で、僕が勝手に『世界遺産よ永遠に』にしようとしたところまでは本当です。
「Ensemble Play」という言葉には思い入れがあるのでそれについて語ろうと思って書き始めたのにまたほとんど作り話になってしまいましたことをお詫び申し上げます。

たぶん明日書きます!

Blog TOP