• - 2015 -

フランス革命の話

2016/4/28 更新

前田です。
今日はな~んにもやる気が起きません。

このブログを書くことすらやる気が起きていません。
人間のやる気スイッチってどこにあるかわかったもんじゃありませんね。
かつてのパリ市民たちもまさかやる気スイッチが「パンがなければケーキを食べたらいいじゃない」という一言だとは自分たちで思ってはいなかったでしょう。
革命を起こせるほどのやる気にあふれたんでしょう、その一言に。

一般的にこのセリフはマリー・アントワネットの言葉として知られていますが、実は彼女が言ったという証拠もないようです。
なので「パリの大変に身分のお高い女性」が言ったということで、いずれにせよ貴族と平民の溝が開いていたということが伺える一文ですね。

「OD-3がなければTUBE SCREAMERを使えばいいじゃない」
「BIG MUFFがなければFUZZ FACTORYを使えばいいじゃない」
「ZOOM G3がないならLINE6 M9を使えばいいじゃない」

こんなことを言われてしまったらそりゃもう革命起こりますよ。
大変に身分がお高いギタリストは「金を積めば良い音が出る」と思いがちです。
まぁ良い音が出るという点では否定はしませんがすぐ買い足して買い足してでは、良い音=上手いと勘違いしてしまいがちです。
その結果、機材だけはいいの揃ってるくせに下手くそギタリストが出来上がります。
ちなみに僕はギターはそもそも下手くそなので安いマルチエフェクター一発です。ギターのことは未だによくわかりませんからね。

しかし音楽のどこに情熱を注ぐかは人それぞれです。
全然良い機材を持っていない人でも、良い腕を持っているのに飲み歩くのが好き過ぎて機材にお金を回せないで宝を持ちぐされる人もいるでしょう。
めちゃくちゃ良い機材を持っている人はそれだけ飲み会を我慢して頑張ってお金を貯めてるけど、お酒も飲まない打ち上げも出ないで交友関係が狭いまま世界が広がらない人もいるでしょう。
休祝日しかライブをせずに日々仕事を頑張っている人はそれなりにお金もあります。
ヒモになってプラプラとバンドやってる人はお金もない人が、平日の仕事を頑張って休祝日のライブのために良い機材を揃えてやってる人を笑って良いわけがありません。

なので一概に言えることではありませんが、「機材貴族」になってしまってはそのうち革命が起こるということです。
みなさんも不用意な発言は控えましょうね!

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