BLOG

ジョイ君

BLOG


前田です。
昨夜は練習もせずTHE YELLOW MONKEYの曲をカヴァーして遊んでいました。

今日も忙しくないので最強の人物を考察したいと思います。

前回は軍人ナポレオンだったので、今回も軍人でいきましょう。

Saladin_the_Victorious

イスラム世界の英雄サラディンです。
サラディンというとしゅっとしていてかっこいいですが実際は「サラーフッディーン」です。

ナポレオンはフランスの中での革命を収束させて君臨したということでフランスでは英雄とされていますが、諸外国では前にも述べた通りそこまで好かれてはおりません。
まぁ強かったということは認められているので有名ではありますが。

その点サラディンはイスラム世界全体の英雄とされています。
当時ヨーロッパVSイスラムの構図がわかりやすくできておりました。
何を巡って争っているかというと、「聖地エルサレム」です。
キリスト教にもイスラム教にとっても聖地であるエルサレムを取り合いしているというような状態です。

12世紀ごろ、キリスト教徒の巡礼に対してイスラムは寛容であるにも関わらず、ヨーロッパでは聖地奪還を目的とした「十字軍」というものが結成されてエルサレム奪還に動き出します。
様々な考えがありますが、十字軍は教皇と皇帝の叙任権闘争のひとつとして結成されたようなものなのでイスラムからすればそんなヨーロッパの内情なんて知ったこっちゃない単なる侵略戦争です。

第一回十字軍では、イスラム側も責任の押し付け合いとチームワークの悪さで敗北を喫しエルサレムを奪われてしまいます。
そして現れたのがサラディンです。
サラディンは聖ヨハネ騎士団をちょちょいのちょいと倒してしまい、宗教的にはカトリックはまぁ危ないので遠ざけたとして正教会やユダヤ人には住み続けてもいいよ、と器の広さを見せました。
そしてさらに第3回十字軍すらもジョジョイのジョイっと洗い流してしまいます。

侵略者を追い払ったというのはわかりやすく英雄譚ですね。
チンギス・ハンも侵略しまくって領土を広げたことでは一番かもしれませんがいかんせん英雄譚として語るには少し暴力的過ぎます。
そのままサラディンはアイユーブ朝をひらくにまでいたります。

アサーフ・アッ=ディーン
軍事力:★★★★★
政治力:★★★☆☆
人気:★★★★☆
文化:★★★☆☆
総合:★★★★☆

TAG: