ハムスター釣り
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前田です。
春らしい気持ちいい気候ですね!
こんな日はいいハムスターが釣れそうです!
なんて言ってますがハムスター釣りってシュールな響きで面白いですけど、実際に数年前問題になりましたね。
おまつりの屋台で「金魚すくい」みたいなノリで「ハムスター釣り」というのがあったらしいです。
そりゃあもう子供からすればハムスターはかわいいですからね、ついつい釣り上げたくもなると思います。
しかしハムスターを飼ってる身からすれば、奴らストレスに弱いからホンマに釣れるんかいなって感じですね。
ハムスターは基本的に飼ってきて1週間くらいは一切構わず、とにかく新しい住環境に慣れてくれるまでひたすら眺めるだけです。
慣れてきて、大体巣箱の中を把握したら今度は外に出たがるのでここから徐々に人間の手に慣れていってもらうくらいの順序です。
最初に構いすぎると最悪死んでしまいますからね。
なにせこれだけデリケートな奴らです。
ハムスター釣りが叩かれるのは当然の結果といって良いでしょう。
あまり無闇に「あんなにかわいいハムスターを遊びに使うなんてひどい!」なんて言いだすと「ほなブッサイクな金魚はええんかい」という話にもなってきますし、行き過ぎた動物愛護は「ほな肉食べへんのかい」という話になって「野菜食べとればええんや」という話になって「植物は命やあらへんのかい」という話になって「じゃあ人間はどうやって生きていくんや!!」という話になってそのうちパラドックスが発生し宇宙の法則が乱れて時空が一周し重力の方向がおかしくなってスーパーノヴァを引き起こしてしまうということになりかねないので割愛しますが、ざっくり言うと適材適所はあります。
金魚はなかなか攻撃的なやつで意外と環境とかにもすぐ順応しますし、何なら侵略すらします。
なので少々のことではくたばらないですし、おまつりでテンション上がって持って帰ってしまったもののとりあえず処理に困ってグッピーと同じ水槽にでも入れようものならグッピーは次の日には姿かたちもなくなっています。
金魚すくいで各家庭に持ち替えられ、そのお宅の水槽を乗っ取る、金魚すくいは静かな侵略と言っていいでしょう。
それに引き換えハムスターにその力はありません。
ネズミに比べても足は遅いわ高低差を認識できないわ力は弱いわで侵略どころではありません。
ちょっと口の中に物がいっぱい入ることと、なんかもうどうしようもないくらい可愛いこと以外は取り立てて特技もありません。
そんなハムスターをつりあげても何も楽しくありませんね。
おまつりでハムスター釣りを見つけても、温かい目で見守りながらそれを商売にしている人たちがハムスターに憑り殺される夢を見ながらおまつりを楽しみましょう。
私からは以上です。