• - 2015 -

オストラキスモス

2016/7/9 更新

前田です。
明日は選挙ですね。
僕も朝一で地元に帰ってTO-HYOしようと思っております。

イマイチ政治はわからないんですけどね。
参議院と衆議院の違いと言われても立候補できる年齢の違いくらいしか知らないですし、どの党がどんなマニフェストを掲げているのかとか、どこを推すかというのも間接的には周りまわって自分の将来とかに関わってくるんでしょうけど今この段階で自分に直結しているわけではない限りなかなか考えがまとまりません。

選挙の最初の形は古代のアテネで生まれた陶片追放(オストラキスモス)というシステムで、支持したい人ではなくて気に食わないやつの名前を陶器のかけらに書いて投票したので陶片追放と呼ばれています。
「あいつヤバそうだし追放しといた方がよくね?」くらいの感じで、ちょっと辺境に送られてまたそのうち帰ってこれる程度ですが、それでもやはり「出る杭は打たれる」形式が古代アテネでも存在していたわけで、有能な人もその標的になることはよくあったそうです。

アリスティデスという弁辞家がいたんですが、あるとき田舎モノに声をかけられます。
「すまん、わし学が無くて字が書けへんからここに”アリスティデス”って書いてくれへんか」
「ええけど、アンタそいつになんかされたんか」
「別になんもされてへんし顔も知らんねんけどな。なんか正義ぶってて気に食わんのや」
「そうか。ほら書いたったで」
「おおきに」
というエピソードがあります。
「民衆は愚かだ」という意味でよく使われるエピソードではありますが、確かに字も書けないような環境にいる人たちにとっての政治家への評価材料なんてそれくらいしかなかったのかもしれません。

今ではインターネットで各政党の主張も確かめることが出来るので、しっかり調べて投票したいと思っております。
Yahooの政党相性診断とかも面白かったですね。
今何が問題にされているのか、どんな政策があるのか、それぞれのメリットとデメリットも簡潔に教えてくれるので面白かったです。
ただ出る杭打っといたらええやろ、人気あるところに乗っかっといたらいいやろではなくしっかりそれぞれ個人が調べることに意味があるんだと思うので、どうぞみなさまもレッツ選挙!
GO!GO!選挙!

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